EeePC901XにLinux Mint(LMDE4Debbie 32bit)をインストールした話
WindowsXPが使えないので、しばらく放置していたEeePC901Xですが、機械でも放置していると腐るので、Linuxをインストールすることで、たまに火を入れる動機づけにでもなればと思ったわけです。
EeePC901Xは32bitのAtomがCPUのマシンですから、今どきの64bitOSは入れられません。
なので、32bit版が有って、できるだけ軽いLinuxディストリビューションを選ばなければならないため、過去にEeePC901Xに入れたとの記事も比較時多くヒットしたLinuxMintが選ばれたわけです。
一応、入りましたが。
一応、言っておきます。
現バージョンのLinuxMintをEeePC901Xに入れることはお薦めできないです。
なぜなら
インストーラーの作りがEeePC901Xと、物凄く相性が悪い。
と、いうか、一昔前の低解像度のネットブックと呼ばれたカテゴリーのノートパソコンへのインストールを穏やかに拒否している風でもある。
どうゆうこと?
まず、こちらをご覧ください。
インストーラー最初の画面です。
とてもシンプルですし、間違いようがありませんね。
インストールを始めたいので「Next」ボタンを押す。
それだけです。
しかし、この画面、こうだったらどうでしょう。
最初にいきなりこの画面が出てきたらどう思います?スクロールは出来ません。ウインドウを上にずらすこともできません。
そもそも、右下にボタンがあることを知らないので、そうしなければならない動機づけもあまりないです。
ただ、ボタンのフォーカスは「Quit」にあたっています。
なので、スペースバーを押すと「終わるけど良い?」って聞かれます。
未だ始まってすらいないのに、終了の宣言を促されます。
強要じゃないのがにくいです。
ボタンが右下にこのように3つ並んでいるのを理解したうえで、できる対処方法は
最初に「Shift+Tab」です。
すると、一番最後「Next」にフォーカスを移動できます。そこで「スペース」で選択です。
見えないボタンを想像しながらインストールを進めていく必要があります。
なかなかの難易度ですね。
ちなみに、解像度の高いサブモニタに、インストーラー画面を表示することは出来ます。
出来ますが。
できるだけです。
高解像度の画面拡張をEeePC901Xは処理しきれず、とてつもなく動作が重くなります。
重くなるだけで、できないことはないですが。
出来ないと言っていいほど、とてつもなく重くなります。
そんな、こんなで大変ですが、頑張ればなんとかなるので、なんとかしたい人は頑張ればいいと思います。
まあ、頑張る時間で別のディストリビューションを検討してもいいかも知れませんよ。
あと、日本語入力は設定しなくてもすぐ使えるって記事があったり、追加のインストールが必要だって記事があったりしましたが、このバージョンでは、「追加のインストールは要らないけど設定は必要」って感じでした。
- →[設定]→[入力方法]を選択します
- 左の言語リストから[日本語]を選択し、[インストール]ボタンをクリックします
- 入力が終了したら、タイトルバーにある[入力方式フレームワーク]を[fcitx]に設定し、このウィンドウを閉じます(http://www.deepla.net/oscustom/lmde/lmde4lxde.html)
最後に本機のスペックですが。
EeePC901Xのオリジナルからの変更は
メモリ (1Gbyte -> 2Gbyte)
4Gプライマリストレージ -> (死亡)
8Gセカンダリストレージ (8Gbyte->32Gbyteに換装/プライマリ化)
でした。
未だ、EeePC901Xを使えず手放せずな方の参考になれば幸いです。
ちなみに、私がなぜ手放せないかっていうと、
液晶パネルが新品だからです・・・
なぜ新品かというと、破損したからです。
破損した直後何故か(部品発注しなきゃ・・・)って思考が働いてしまい、その時点でもあまり使われていなかったマシンに反射で追加投資してしまい、捨てるに捨てられない、でも使えないマシンが出来上がってしまった次第です。
液晶、凄く綺麗だよ!!!
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